北方孤軍奮闘録～帝都進撃編～

年の瀬にちょっとした小話を。
前々から構想している「サバゲと装備撮影会を半々にやるサバゲフィールド貸し切りイベント」について少しばかり書かせていただきます。
文字ばっかりで退屈かと思いますがお付き合いいただければ幸いです。
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●ミリコスイベント企画の動機
サバゲ業界にいる人は、程度の差こそあれ、装備を選ぶときに使いやすさのほかに自分なりのオシャレやこだわりを持っている人がほとんどだと思います。
しかし通常のサバイバルゲーム会では、そのオシャレやこだわりを披露する場は、せいぜいゲームの合間の休憩時間程度しかありません。
「自分のこだわりなんてわざわざ披露するまでもない…」という謙虚な方もいるでしょうけれど、私としてはそういうこだわりを互いに披露するのもこの趣味の魅力の一つであり、ぜひ多くの方に「ここをこんな風にこだわってるんだよ！」とアピールして欲しいと思っています。

さて、その「こだわり」と「サバゲでの使いやすさ」をうまく融合させることができればすばらしいですし、実際にそうしている人もたくさんいます。
しかし一方で、ゲームでの使いやすさを犠牲にしてでも自分なりのこだわりを優先しようとする装備重視系の人にとっては、「サバゲには向かないような装備でもサバゲで使わざるを得ない」という一種の呪縛と化している場合すらあります。
「サバゲか装備かどっちかを諦める」というわけにはいきません。なぜなら、その「こだわり」を披露することのできる場が現状では他に無いからです。

また、サバゲとは別に「リエナクト」とよばれる種類のイベントもありますが、リエナクトを成立させるには特定のテーマの装備に関して一定の質と量を確保する必要があります。
人口の多い関東ならともかく、地方でこれを達成するのはほぼ不可能です。
実際の軍隊生活の再現を目指すためのリエナクトではテーマに沿って装備が必然的に制限されるため、「色々な装備志向の人が自分なりのこだわりを披露する場」としては向いていません。

そこで、私が mixi 上で北海道ミリタリーコスプレイベント企画会( http://mixi.jp/view_community.pl?id=6168337 )を立ち上げて目指したのは、
＊ゲーム主体ではなく装備主体の撮影会イベントを作ること
＊ロケーションだけを指定し、そこでどんな装備をやるかは参加者各位の志向に一任すること
＊それぞれが思い描く「装備の映えるようなシチュエーションでの装備写真」を相互に撮りあうこと
を主題としたイベントにより、装備重視系の人々(私自身を含む)が気兼ねなく「自身のこだわりを表現する場」を作ることでした。

●これまでのイベント企画の経験からわかったこと
上記のような動機から、この3年余りの間に何度か撮影会を主催したり、ミリタリーコスプレを認めてくれるコスプレイベントへの参加を取りまとめたりしてきました。
それらのイベントの詳細についてはミリコスイベント企画会公式ブログ( http://hokkaidomilicos.militaryblog.jp/ )を参照してください。
お陰さまで、私にとって上記の目標はほとんど達成されましたし、他の参加者の皆さんからもご好評をいただきました。
もちろんやりたい装備ネタはまだいろいろありますが、自分自身が楽しむという意味ではすでに十分満足です。
副次的な効果として、呪縛から解放された結果、通常のサバゲのときはゲームで使いやすいものだけを使うようになったので、サバゲでの戦果がこれまでよりグッと上がったというのも事実です。

しかしその一方で、「ゲームをせずに撮影だけというのは敷居が高い」というコメントや、こういうよくわからんイベントは敬遠する…という方もたくさんいるというのがわかりました。
もちろん、興味が無い人に向かって無理矢理参加しろと強要するつもりは全く無いのですが、興味はあるけど参加しづらい…というのは「すごくもったいない」と感じるわけです。

●より気軽に参加できるイベントへ
今までは「サバゲは各フィールドの定例会で十分エンジョイできるから、我々が主催するイベントではとにかく撮影！」という方針でしたが、これからは「ゲームを楽しんだ後にじっくり撮影に臨む」という方針のイベントも考えています。
これなら普通のサバゲの延長上として捉えやすくなり、参加もしやすいのではないかと思っています。
先に述べたとおり、ここで考えている撮影は、「フィールドを使った撮影会をやる」ということだけを決めておいて、装備のテーマなどは各個人で好きに設定することを想定しています。
そうでもしなければ、参加者不足でイベント自体が成り立たないからです。

敷居の高さを感じる理由は「ゲームをするわけでもないのに参加費払うなんて…」とか「自分の装備に対してなんかケチをつけられるんじゃないか?」とか「撮影って言ったって何すればいいんだかわからん」とかいろいろ考えられますが、実際のところはサバゲのときの休憩時間の駄弁りの延長でしか無いので、休憩時間が苦痛だ…という人でもない限りはあまり深刻に考えなくても良いかと思います。
また、ゲームと装備撮影の両方をやるので、装備の使い勝手と見栄えを実際に確認できるというのも地味にメリットだと思ってます。

●イベントの需要調査
そんなことを昨年あたりからずっと考えていて、できれば2015年内に一度実行したかったのですが、学校の方が忙しくて実現にこぎつけることができませんでした。
そこで先日、twitter でこのようなイベントの需要がどの程度あるのかについてアンケートをとってみました。

意外と多くの回答をいただけてうれしかったです。ご協力いただいた皆様ありがとうございました。

この結果は私に関連する twitter ユーザの回答が中心となっているため、装備重視系の人達の意向が強く反映されているだろうと思われます。
興味が無い方はそもそも回答していないでしょうから、サバゲ業界全体でみれば実際にはこれよりかなり割合が小さくなるはずです。
それでもなお、このようなイベントを望んでいる人達が一定数いるというのは、企画を目指す上で大きな後押しになると思っています。
そして願わくば、この結果を見て「需要があるならうちの地域でもこういうイベントやってみようかな…」という動きにつながり、ネット上で各地の「人それぞれのこだわり」が見られるようになったら幸せだなぁ…なんてことも考えてます。

●まとめ
今までミリコスイベント企画会では撮影オンリーのイベントばっかり企画してきたけど、サバゲと撮影を半々でやる貸し切りイベントを企画したら、もっと色んな人が参加してくれていろんなこだわりを見られてハッピーになれるに違いない！だからみんなそういうのやろうぜ！誰もやらないなら私が企画するけど忙しいからいつになるからわかんねぇよ！以上！