2013年08月16日

ドイツ連邦軍 装備概観(改)

多くの方にご参照いただいている「ドイツ連邦軍 装備概観」ですが、今見るといろいろ間違ってたり足りてなかったりするので、新たに加筆修正した新バージョンです。
私自身、昔よりはいくらかドイツ連邦軍に関する理解が深まったとはいえ、相変わらず勘違いがあったり嘘ついてたり曖昧なままだったりする部分もありますので、あくまでも「調べるときのとっかかり」として見ていただけると幸いです。疑問を感じたら遠慮なくコメントいただけると、こちらとしても大変助かりますのでよろしくお願いします。
注1) 独断と偏見で「テストに出る部分」を太字にしています。
注2) 文字ばっかりです。


●ドイツ連邦軍(ブンデスヴェア, Bundeswehr, BW)とは?
ドイツ連邦軍という言葉は、 1955 年の再軍備で設立された西ドイツ国軍を指します。 1990 年の東西統一後の統一ドイツ国軍は、解散した東ドイツ軍の一部を吸収した西ドイツ軍という位置づけなので、そのままドイツ連邦軍と呼ばれています。
でも日本では「連邦=国が連なったもの」という言葉のイメージのためか、冷戦期の西ドイツは「西ドイツ軍」であり、東西統一後のドイツが「ドイツ連邦軍」である、と区別されることが多いように思います。本ブログでも「西ドイツ軍」と「ドイツ連邦軍」は区別して使っています。その方が便利なので。

そんなわけで統一ドイツのドイツ連邦軍ですが、当然ながら発足はちょうど冷戦終結期にあたるので、国家総力戦を想定した軍備から低強度紛争対応の軍備への転換期にあたります。実際にドイツ連邦軍は発足直後から、国連軍や NATO の一員として多くの海外派兵を行っています。派遣規模としては米英に次ぐことが多いです。特に大きな海外派兵ミッションとしては 1996 年からの KFOR(コソボ) や 2002 年からの ISAF(アフガン) が有名ですね。

●ドイツ連邦軍装備の特徴
いかにもドイツらしい凝った仕様のものが多く、それゆえに他国との装備互換性は総じて低いです。たとえば NATO 主要国中で主力アサルトライフルに STANAG マグが直接使えないのはドイツだけ(G36)です!あとは MOLLE 規格とかも相性悪いです。だがそれがイイ!
ドイツ連邦軍の代名詞とも言えるのが、このブログの壁紙としても使っているフレックターン迷彩ですね。まだら模様の緑の中に暗褐色というアクセントが効いたシャレオツな迷彩です。砂漠仕様のヴィステンターンというのもあります。迷彩について詳しくはこちらの記事を参照してください。サバゲにおいては日本の秋の植生に良く合うと言われます。マルチカムなどに比べて暗色系なので、日陰に入るだけでもかなり効果があります。逆に日向にいるとけっこう目立ちます。
日本のサバゲ業界の大半は米軍・自衛隊・PMC装備が占めており、それ以外はまとめてマイナー扱いされますが、ドイツ連邦軍装備はその中でも放出品が多くて比較的入手しやすい・・・と、思います。そんなわけで、ちょっと個性を出しつつも色々とお洒落したいときには最適かと。さあ君も今日からジャマ友(ジャーマン友達)だ!

●基本的なドイツ連邦軍装備
それぞれ記事にまとめていますのでサイトマップをご参照ください。ただし記事を書いた当時の知識で書いているので今見ると・・・な部分もあります。そのうち書き直すかもしれません。
注意点として、私が取り上げるのは一般的な陸軍部隊の官給装備(に準じるもの)が中心です。フレックターン柄の民生品やメーカーオリジナルのベストやプレキャリなども豊富ですので、そこまで含めれば選択肢はもっとずっと広くなります。

とりあえずざっくり知りたい!という方は以下を見ていただければいいかと思います。
+ ドイツ連邦陸軍制式の鉄砲類
+ 基本的な野戦装具類(ボディアーマー他)のまとめ

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2015/05/14 追記 年代別基本装備を以下の記事にまとめました。
http://esebundeswehr.militaryblog.jp/e647997.html
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●装備の入手先
私が利用したことがあるのは以下です。他にも有名どころがあったりしますが利用したことが無いのでなんとも・・・
+ 中田商店 ( http://www.nakatashoten.com/ )
安いです。まずはここから。
+ エスアンドグラフ ( https://www.sandgraf.jp/ )
高いです。品数は国内随一です。
+ MASH ( http://www.mash-japan.co.jp/ )
他では扱ってない一点モノが多いです。すぐ売れちゃいますが。
+ Best Protection ( http://www.bestprotection.de/shop/ )
BW官品系を買うならココ。買いすぎ注意です。
+ ASMC ( http://www.asmc.de/ )
割と良心的なお値段でバリエーションが豊富です。
+ ヤフオク ( http://auctions.yahoo.co.jp/ )
BWアイテムを豊富に出品している方もいますし、ときおりびっくりするようなものが出てきたりもします。毎日チェックが大事です。
+ eBay.de ( http://www.ebay.de/ )
最近手を出し始めちゃいました。でも国内or海外通販でどうしても入手できないものは結局 ebay でもそう簡単に入手できそうにないので過大な期待はできません。ちなみに商品ページの URL の国ドメイン部分を .de から .com とか .co.uk にすれば、出品者コメント以外のドイツ語が全部英語になります。

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2015/10/25 追記
+ ミリタリーギアショップ 智葉屋 ( http://tomohaya.ocnk.net/ )
本ブログでも宣伝しているドイツ連邦軍装備手引き本の編者である三菱智葉さんがウェブショップを開設しました。
国内だとなかなか手に入りにくい小物のほか、新鋭のギアメーカー「Zentauron(通称:善太郎)」の正規代理店でもあります。
個人で運営されているので在庫は少なめですが、新入荷や再入荷をこまめにやってらっしゃいますし、入荷希望も聞いてくれるので困ったときにはメールや twitter ( https://twitter.com/tomohayaPR ) で相談してみるとよいことがあるかも?
+ ミリタリーサープラス キャンプ・ビッキー ( http://www.bickyikeda.com/ )
ヨーロッパ方面の各種アイテムを扱っているビッキー池田さんのウェブショップです。
一点モノの中古品の入荷が中心ですが、しばしば貴重なアイテムも入ってくるので要チェックです。
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●情報の入手先
ドイツ連邦軍公式サイトの動画チャンネルやミリフォト、ウィキペディア(日英独)、偉大なる先輩諸氏のブログ、2ちゃんの BW スレなどなど入手先は豊富です。敢えて言おう「(ググれ)カス」であると!




Posted by わいと  at 16:53 │Comments(0)ドイツ連邦軍装備

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プロフィール
わいと
わいと
サバゲ歴:2010年5月から
職業:学生→サラリーマン
生息地:北海道札幌市近郊→東京都
装備:ドイツ連邦軍・ドイツ警察など
ブログの基本情報については「当ブログについて」を参照のこと。
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