北方孤軍奮闘録～帝都進撃編～

現在放送中の「ガールズ＆パンツァー」ですが、どう見ても World of Tanks の宣伝です本当に(ry
image from ガールズ＆パンツァー(GIRLS und PANZER) 公式サイト

内容的にははっきり言って「タイトルから想像できる通り」としか言いようがありませんｗ 女の子が学園生活でキャッキャウフフしつつ戦車を駆る。以上。

このアニメで楽しいのは、これまでせいぜい脇役ゆえにモデリングがおざなりだった戦車が正しく描かれている点でしょう。もちろん運用が云々やら女の子の腕力では云々やら言い出せばキリがないですが、とにかくちゃんとモデリングされ、リベットまで丁寧に描かれた WW2 期の戦車たちを、フル HD アニメで見られるということに意義があるんだと思います。あとちょいちょいミリネタが仕込んであって(たとえばアウトレットモールの名前がマーケットガーデンになってたり。違和感が無い・・・だと?)ミリオタがニヤッとするところもあります。
思い起こしてみれば、この萌えミリアニメの潮流はストライクウィッチーズあたりからでしょうかね。まさかこんなに息の長いブームになる(てかほんとになってるのか?)とは思っていませんでした。空に陸にと来たから次は・・・海戦モノか・・・普通にあり得る気がするｗ蒼海の世紀とか?

ストーリーとかは・・・良くも悪くも王道です。学園アニメとしては典型的な量産型で、安定と言えば安定、凡庸と言えば凡庸、私としてはわざわざ見る価値を感じません。まあとにかくそういう視点で楽しめるアニメではないですね。

あと野上武志さんや島田フミカネさんが関わっていることからも想像できますが、ストライクウィッチーズで有名になった「パンツじゃないから恥ずかしくないもん！」理論の亜種である「戦車乗り・・・嗚呼なんて凛々しい乙女」理論が展開されています。長刀やってる女の子みたいなイメージかな? まあこの辺の強引な設定にはもはや清清しさを感じます。
個人的には魔法とか擬人化とかはあまり好きじゃないので、普通の女の子が戦車を駆るガルパンのほうがストパンやうぽってよりも楽しいです。



ところで戦車と言えば、これまでに何度か推しているベラルーシ製MO戦車ゲーム「World of Tanks」ですが、英語版の wikipedia によれば先月アカウント数が 4000 万を突破したそうです。さらにロシア国内の単一サーバで同時ログイン数が 50 万を突破したとのことで世界記録更新だとか。まあ不正アカウントや複数アカウントもあるでしょうからある程度割り引いて聞くべきでしょうけど、それでも過去最大規模のオンラインゲームと言ってもいい気がします。



もちろんガールズ＆パンツァーでの登場車両もばっちり網羅しているので、ガールズ＆パンツァーの枠で CM 挟めばたぶん日本人のプレイ人口も爆発的に(まあ深夜アニメ見るような客層のですがｗ)増えると本気で思うのですが、誰かベラルーシの本社に電凸して教えてあげてくださいｗ

ガールズ＆パンツァー主人公「西住 みほ(たぶん初代軍神の西住小次郎から。相変わらず史実の人物から名前を借りるのがお好きなようですｗ)」が車長を務めるⅣ号D型7.5cm砲短砲身。戦車しか存在しない WoT においては小口径短砲身=ただの飾りです。きっとそのうち長砲身にアップグレードする・・・のかな?
ちなみにガレージは現在ハロウィーン仕様。
Ⅳ号のほか、これまでにアニメで登場した38t、M3リー、Ⅲ突、チャーチル、マチルダさんは WoT でも出てきますね。出てこないのは未実装の日本の八九式甲型と現代戦車の 10 式くらいでしょうか。

蛇足ながら私はようやく E-75 に到達しました・・・長かった・・・でも運用コストが高すぎてたまにしか乗れないｗ

上記のⅣ号と比較すると、車体正面装甲厚は80mm(垂直)→160mm(傾斜)、砲塔正面にいたっては50mm→252mmと5倍にもなっています。車体重量も 24t → 90t で、わずか 5 年ほどの WW2 の間でいかに開発競争が進んだかがうかがい知れますね。まあ E-75 は計画倒れでしたが。