2012年07月18日

S&T製? HK AG36

ドイツ連邦装備もついにここまで来ちゃった感が否めない、S&T 製「と思われる」 AG36に関するレビューです。
S&T製? HK AG36S&T製? HK AG36S&T製? HK AG36

2013/01/10 追記
この鉄砲の 2013/01/10 時点での状況は以下に書いています。
http://esebundeswehr.militaryblog.jp/e393986.html

2014/01/16 追記
この鉄砲の 2013/01/16 時点での状況は以下に書いています。
http://esebundeswehr.militaryblog.jp/e506661.html

●実銃について
HK が開発したグレネードランチャーとして有名なのは HK69 と AG36 ですね。それぞれ 1974 年、1997 年にドイツ連邦軍に採用されています。AG36 はもともと G36 にアッドオンすることを前提にした設計(モデル名の「36」がそもそも G36 に由来するみたいです)になっていますが、SA80 へアッドオンできるようにした L17 がイギリス軍に、単独モジュールとして運用できるようにした M320 が最近になって米軍に、それぞれ採用されました。それ以外にもいくつかの国で使われているようです。
使用弾薬は一般的な 40x46 グレネードで、同口径のガスグレネードをはじめとした各種弾薬も使用可能です。

●AG36 のトイガンについて
私の知る限りでは ARES(STAR), Classic Army, S&T の3つのメーカーから出ているようです。
このうち ARES と S&T は製造時期によって刻印位置がちょっと違ったりするようですが、私の見る限り外見上の違いは全く無いように思います。たぶん S&T が ARES を丸パクリしたんだと思いますが詳しいことはわかりません。
CA もほとんど同じ外見ですが、刻印が無いことやフレーム上の穴の位置などが異なっている部分などがあることから、ARES 等とはモデリングが異なっているようです。
グレネードランチャーという性質上動作自体は単純なので、どこのメーカーも問題は(たぶん)無いであろうと想像されます。

私が購入した AG36 はメーカー不詳ですが、価格的にたぶん S&T でしょう。S&T の製品にはプロップ用のカートが付属しているはずですが、到着した商品の箱にはカート用のスペースはあるもののカート自体は入っていませんでした。こういう部分を省いて安く売っているんですね。私のようにプロップ用カートに用は無い人にとってはありがたいです。

AG36 各部詳細

S&T製? HK AG36
それっぽい刻印がホワイトで入っています。ARES 製だとバレル後端部分にあたる本体右側面に入っていることもあるみたいです。

S&T製? HK AG36
可倒式サイトです。いまだに使い方が良くわかってないんですが、リアサイトがほんの少し前傾になっているので単純に目線を水平に持ってきて狙えばいいんでしょうかね? ねじを外せば取り外しも可能ですがもちろん意地でもはずしませんw

S&T製? HK AG36
ARES G36 デフォルトのハンドガード固定ピンで固定可能です。ARES G36 への取り付けに際しては加工不要でした。ただし、ピン穴の左側はちょうどグレネードサイトにぶつかるため固定し切れません。とはいえそこまでしっかり挿さなくてもそれなりに固定されるのでたぶん大丈夫かと。

S&T製? HK AG36
トリガー周辺です。セレクターはアンビで左右どちらからでも親指で操作できます。刻印はドイツ語ですね。トリガー前方にバレル開放ボタンがあります。

S&T製? HK AG36
ボタンを押すとマズル横にあるスプリングの力でバレルがスイングアウトします。閉じるときはもちろん手動です。

S&T製? HK AG36
グレネードのファイアリングピンです。トリガーを引くとこのピンが雷管を押し出します(叩く感じではないです)。トリガーを引いていない状態でも少し飛び出ていることがあり、バレルと干渉して閉まらないことがあります。ちょっと押せばすぐ直りますが。

S&T製? HK AG36S&T製? HK AG36
大きな欠点として、ハンドガードとランチャー本体を分離しないとバッテリーが入りません。バッテリーが無い状態ならばギリギリ干渉せずに取り付けられるのですが、バッテリーが入るとハンドガードが閉まらなくなってしまいます。干渉するのはハンドガードとグレネードランチャー本体を接続するためのハンドガード内にある突起と、ハンドガード後方下面のようです。加工すればなんとかなるような気もしますが・・・まあ取り外す場合も5点あるいは4点を六角レンチで開けるだけなので、ちょっと手間ですが我慢しましょう。

キングアームズのカートとの相性については次の記事にて。



Posted by わいと  at 14:23 │Comments(2)本体

この記事へのコメント
こんばんは、突然の質問ですみません。
S&T製AG36について調べているのですが、マルイG36Kには取り付け可能でしょうか?
Posted by りぽぽん at 2012年07月26日 22:08
> りぽぽん 様
こんばんは。コメントありがとうございます。
マルイ G36K との相性ですが、残念ながら ARES G36 のように無加工での取り付けはできないようです。主な問題点は AG36 のハンドガードが細身なことですね。ざっと挙げると以下の問題がありそうです。
1. AG36 のハンドガード後方と、G36Kのバッテリー受け?の部分が干渉します。
2. ハンドガード後方の溝と G36K 本体の突起(マグウェル前方)の位置が合いません。
3. バッテリー受けを削る必要があることからもわかりますが、通常の NiMH バッテリーだと入らないかもしれません。
4. バレルの長さが足りずカッコ悪くなりそうです。付属のフラッシュハイダーの先端3センチくらいしか出ないです。

いずれの問題点もうまく削るなどすれば対処は可能なように思いますので、それなりの覚悟と技術があれば運用は可能でしょう。
ただし私は加工の類はやりたくない(後悔したくないw)ので、試したわけではなくあくまでも予想です。なのでもしかしたら見落としている問題点もあるかもしれません。これを参考にやってみてうまくいかなくても責任は負いかねますのであしからず・・・(^^;)
Posted by わいとわいと at 2012年07月26日 22:43
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

過去記事

プロフィール
わいと
わいと
サバゲ歴:2010年5月から
職業:学生→サラリーマン
生息地:北海道札幌市近郊→東京都
装備:ドイツ連邦軍・ドイツ警察など
ブログの基本情報については「当ブログについて」を参照のこと。
オーナーへメッセージ
アクセスカウンタ
QRコード
QRCODE
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 15人